なめこちゃんじる!!

役者が音楽と日常を語るブログ!!

なめこちゃんじる!!

声優・俳優が事務所に所属するメリット・デメリット

f:id:namekochanjiru:20170114021834j:plain

どうも!声優なめこちゃんです!

俳優なめこちゃんでもあります!!

 

役者になろうとしている人は、みんなどこかしらの事務所に入ろうと日々努力をしていることと思います。

じゃあ、実際に事務所に入ったらどうなるのか、理解をきちんとして事務所探しをしているのでしょうか?

 

事務所に所属するとはどういうことか?

僕が体験した中で感じたメリット・デメリットを今回は伝えていければなと思っています!!

 

 

 

事務所に所属するとは?

まず、事務所とは法的効力を持った契約書を交わすことになります。

乙は〜、甲は〜って書いてある堅苦しいやつね!

 その紙切れのおかげで、契約した事務所から様々な恩恵を受けることができるというわけですね。

その恩恵というのが事務所に所属することのメリットとなります!!

 

逆に、契約をした自分にも行動や発言など様々な縛りが発生することになるのです!

それがデメリットというわけですね!!

  

 

事務所に所属することのメリット

メリットを具体的に見ていきましょう!

個人ではとりにくい仕事のチャンスがある

個人で活動していてはなかなか出会えない仕事の案件を紹介してもらえるかチャンスがあります。

アニメ、映画、音声CD、ナレーション、舞台など、得意としている方面が各事務所にはあることでしょう!

そこに足を踏み入れるチャンスをもらえるんです!!

 

僕は声優をやりたくて今の事務所に所属していますが、映像の案件が多く、今まではまるで興味がなかったゴールデンタイムのテレビ番組に出演したり、アトラクションのMCをやったりしています。

そんな風に、自分が思ってもみなかった方面の仕事をし、自分の新しい可能性を発見できるのも事務所に所属することのメリットかと思います!!

 

新しい人脈を作れる

仕事で色々な現場にいくということは、新しい人達に出会えるということです!

 

僕が今まで行ってきた現場は、個性的で刺激的な人たちが多かったなー。

すべてが良い出会いとは言えないけれど、面白い人たちが世の中にはたくさんいて、表現者としてレベルアップする足がかりになります!

有名俳優や有名声優の演技や、現場での立ち振る舞いを間近でみることが出来たりもするしね!!

 

フリーでは参加できないワークショップに参加できる! 

事務所によっては、ワークショップ・勉強会を紹介してくれるところもあります。

世間一般には情報が出回っていないワークショップが世の中にはたくさんあるようです。

その中から、所属する事務所と繋がりのあるところへ参加できるのです!

 

そういうワークショップは、仕事を振って貰えるようなところが多く、勉強をしながら仕事を取ることも可能で一石二鳥!!

そこで仕事を取ることができれば事務所への良いアピールにもなるんじゃないかな?

 

面倒くさいお金の管理をして貰える!

フリーで活動していると、仕事をした後の事務作業もしなくてはいけません。

僕は自分でしたことがないので詳しくはわからないけれど、請求書を書いて先方にギャラの請求とかね!

ギャラを請求しないとせっかく良い仕事をしても、一銭も手元に入ってこない!

そういう面倒くさい事務作業を事務所が管理、実行してくれるので芝居だけに集中できるというのも事務所に所属することのメリット!

 

事務所に所属する事のデメリット

事務所に入ることがメリットばかりではありません。

実際に僕もこのデメリットに苦しめられてます(笑)

ここからはデメリットを紹介していきましょう!

 

スケジュールを自分で管理できなくなる!

事務所に所属するときに、だいたいの事務所はスケジュールを譲渡する契約を結びます。

自分のスケジュール管理を事務所が行うことになるのです!

なので、前日になって急に仕事が決まったとしたらそれを優先して行動しなければいけません。

バイトが入っていようと、遊びや他の予定が入っていようと、個人的な予定は全てキャンセル・調整し仕事へ向かわなければいけないのです。

 

これがなかなか厄介。

楽しみにしていたライブだったりの予定が何度行けなくなったことか・・・

そいう娯楽的なものはいいとしても、バイトがまるでできなくなったりすると生命活動に支障がでたり。

バイトで、急な休みが続きすぎるとクビになったりもするみたいだからね。

バイト先とは友好な関係を築きましょう!

役者という仕事に理解のある人が多い職場だと理想的だよね。

 

活動の自由を失う!

役者を続けていると人脈が広がるおかげで、嬉しいことに色々なお誘いを受ける場合が出てきます。

仕事、舞台、朗読劇、写真モデルと色々あるんだろうけど、全て事務所を通さなければいけません。

事務所に直接オファーを出してもらえれば楽なのですが、個人的にオファーを受けた場合が要注意!

事務所はそういう話を疑ってかかります。

 

それは、事務所や役者個人を守るため。

実は「台本の許可を作者にとっていなかった」なんて事になりでもしたら大変なことになります。

某有名声優が自分の団体でこれをやってしまい、少しの間仕事がほとんどなくなっていましたからね。

業界も大変だったらしいです。

とはいったものの、友達同士で公演を手軽にうったり誘いを安易に受けたりできなくなるのでフットワークが重くなります。

 

僕は髪を切にいったときにカットモデルを誘われたのですが、事務所の許可が下りず受ける事ができませんでした。

仕事中に出会ったメイクさんにモデルを頼まれたこともあったのだけれど、許可をとっている間に他の人にその仕事をとられてしまったこともありました。

 

行動に自由が利かなくなってしまうのはかなり痛手です。

 

マージンがとられる

契約の際にマージンの話が出てきます。

事務所に払う仕事の紹介料と事務手数料といったところかな。

これがだいたい2~3割。

事務所に直接きた仕事ならばたいした痛手ではないのだろうけれど、これが他の仲介会社を通ってきた場合はかなり少ないギャラになります。

仲の良い事務所から依頼されたりすることが多いみたい。

ものによってはバイトと同じ、もしくはそれ以下のギャラなんてこともあるので悩ましいもんです。

フリーで活動している人は全額もらえるわけだからそこはいいなと思います。

 

ギャラの支払いに時差がある

ギャランティの支払いはどこも2~4カ月の時差が生じます。

仕事をした各企業の締め日までに請求、翌月に企業から事務所にギャラが支払われます。

それから、マージンなどの計算し各所属タレントに支払いという感じでどうしても遅くなってしまうみたい。

バイトの様に、働いた翌月には振り込まれてるなんてことはないわけですね。

 

ということは、

仕事がたくさん入って忙しくなるとバイトができない!

バイトができないと翌月のバイト代が入らない!

でも、ギャラがもらえるのは数カ月先!

お金がない!ピンチ!!

なんてことに陥りやすいわけです。

 

ちなみに僕の所は4ヶ月後の支払い。死ねる。

 

まとめ

ざっと紹介してきたけどどうだったでしょうか?

これから事務所を探そうなんて思っている人の参考になればうれしいな!

 

事務所に入ることが良いことばかりではないです。

フリーの方が活動しやすいという人もいるくらいだし、しっかりと稼げている人もたくさんいるからね。

実力不足で事務所に入れていない人もいるみたいだけれど、フリーをなめている業界人が多すぎ。

どこにも入れない問題児のレッテルを否応なしに押してしまう人もいるからね。

 

事務所は良いパートナー関係を気づけるところを探すのが一番ではないかと思います!!

そこに一生所属するつもりでいきたいですね!!

 

ではではー!!

関連記事

声優の養成所・専門学校に通おうとしている人伝えたい3つのこと!

声優・芝居のワークショップに受けるときに気をつけたいこと!